420時間対応の日本語教師養成講座を修了した方や日本語教育能力検定試験に合格した方は、日本語教師として働く切符も手に入っているのでいよいよ後は就労するだけです。
ただ、日本語教育業界で働くこと自体初めての方がほとんどかと思いますので、本当に自分が日本語教師として働けるのか不安な人もいるでしょう。
そんな不安を抱える方は実際に就職して日本語教師として働く前に、外国人生徒を前に模擬授業などの経験を積んでおくといいでしょう。
事前に日本語教育の指導を体験することで、自分に適性があるのかしっかりと把握することができますし、何より就労前に自信をつけることができます。
しかし、日本語学校に就職が決まっていても事前にそこの学校で働くことは難しいですし、アルバイトでは希望通りの働き方が出来ない可能性もあります。
そこでお勧めなのがインターンシップです。
日本語学校のインターンシップ

インターンシップと言うと就職活動中の大学生が行うイメージが強いかもしれませんが、日本語教師業界では大学卒業後の社会人の方でもインターンシップはよく行われています。
ご存知ない方もいるかもしれないので簡単にインターンシップを説明すると、就労前に特定の職場に一時的に在籍できる制度の事で実際に仕事を通した職業体験ができます。
期間はインターン生を受け入れる職場によって異なりますが、日本語学校の場合は1~2週間ほどの受け入れ期間が多いです。
就職前に職業体験ができるといった点以外にも、就職活動中の方であればインターンの経験は面接にも活かせるので就活生からの人気も高いです。
また、企業側が受け入れたインターン生ともっと一緒に仕事したいとなれば、そのまま正社員として雇用されることもあります。
就職先がまだ決まっていない日本語教師の方は積極的にインターンシップを経験しておくといいでしょう。
日本語学校のインターンは一般的な学生が行うインターンと特に変わりはありませんが、一点注意しておかなければならないのは勤め先が国内か海外かということです。
日本語教師は国内海外問わず日本語を学びたい学生がいる場所であればどこでも働けるのが一つの魅力ですが、インターンシップでは基本的に海外の学校で募集していることが多いです。
国内でも募集している学校はないわけではないですが海外の学校と比較すると圧倒的に数は少ないので、基本的には日本語教師のインターンは海外で行うと認識しておきましょう。
お勧めの学校は?

日本語教師のインターンシップは主に直接日本語学校と連絡を取って行う方法と、日本語教師養成講座などを開講している学校を経由する方法の2つありますが、基本的には後者でインターン経験することがほとんどです。
海外インターン制度を利用できる日本語学校は色々とありますが、中でもお勧めなのがヒューマンアカデミーです。
ヒューマンアカデミーは日本語教育業界では大手スクールで、文化庁認可の420時間カリキュラムに対応している日本語教師養成講座も開講しています。

もしかしたらこの記事をご覧になっている方の中にも、ヒューマンアカデミーの養成講座を修了された方もいらっしゃるかもしれません。
ヒューマンアカデミーでは日本語教師を目指す方向けのインターンを通して海外で実習体験が出来る講座が用意されています。
実習を体験できる国は、インド、タイ、ポーランドとどこも日本語教師の需要が高い国ばかりで、実際に多くの日本語教師の方が働いている地域でもあります。
なので、海外で働きたい人は正式に就職する前に自分が働きたい国の候補探しとしてインターン制度を利用してみるのもいいでしょう。
※時期によって海外の行く先が変わっている場合がありますので、興味のある方は直接ほーむぺーじで確認してみてください。
実習プログラムでは授業のアシスタントや模擬授業の体験以外にも、その国の文化体験や施設観光をできる機会もあるので良いリフレッシュにもなります。
せっかく海外に来たのにずっと勉強の事ばかり考えていては疲れてしまうので、こういった勉強以外の体験が息抜きとしてできるのは嬉しいです。
また、大手スクールが提供する講座ということもあり、移動は車による送迎してくれたり在籍する学校には日本語が話せるスタッフが常勤していたりとサポートも手厚いです。
何かあった際にはスタッフが何かとサポートしてくれますので、初めての海外での生活が不安という方でも安心して生活できる環境が整っています。