年々、日本語を学びたいという日本語学習者は増え続けており、日本語教師を目指せる学校は昔に比べると今はたくさんあります。
色々な学校がありますが私個人としてお勧めしたいのがヒューマンアカデミーという学校です。
ヒューマンアカデミーは心理、医療、ネイル、Web、留学など多彩な教育講座を展開していますが、その中の1つに日本語教育も含まれます。
35年以上も運営を続けていてCMや各メディアにも多く取り上げられている実績もあるので、ご存知の方も多いでしょう。
日本語教育業界では日本語教師といったらヒューマンアカデミーと呼べるほど認知度は高く生徒さんからも選ばれる学校です。
ただ、人気や知名度があるからと言って周りに流されて学校を選んでしまうのはあまりよくありません。
ここではヒューマンアカデミーで日本語教師を学ぶメリットとデメリットについてご紹介しますので、学校選びに迷っている方は是非参考にしてみてください。
Contents
7つのメリット

文化庁届出受理講座
ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座は420時間カリキュラムに対応しており、文化庁届出受理講座に指定されています。
日本語学校を選ぶ際に文化庁指定の講座であるかどうかは最重要項目で、むしろ文化庁届出受理講座であることはスタートラインと言ってもいいぐらいです。

文化庁届出受理は例え同じ会社が運営する学校であっても1つ1つの校舎ごとに審査されるのですが、ヒューマンアカデミーは運営する校舎全29校全て認定されています。
なので、文化庁届出受理校の割合はヒューマンアカデミーが最も多く、全体の30~40%ほどを占めています。
校舎を多数運営していると運営が大変なので1つ1つの校舎の質は落ちてしまうものですが、ヒューマンアカデミーは全ての校舎を高水準で運営しているようです。
修了生数87,000名以上
質が高くて評判が良ければ自ずと人は集まってくるものです。
ヒューマンアカデミーはこれまでに述べ87,000名以上もの修了生を輩出しており、日本語教師を目指される多くの方がヒューマンアカデミーで学んできました。
これほど修了生の多さは先程も述べたように全国で29校舎も展開しているので、地方の方でも通いやすいというのが大きいでしょう。
修了生が多いと就職先や実習先に同じヒューマンの卒業生の方がいたりするので、コネを作る機会にもなり人脈の幅を広げやすいです。
2019年の1月には日本語教師同窓会という催しを初めて開催し、約300名もの修了生が集まり大きな賑わいを見せました。
身近に日本語教師として働いている方はあまりいませんので、こういった交流の機会があって人脈を増やせるのはとても魅力的です。
手厚い就職サポート
例えば、知識や技術を身につけたとしても最終的に就職出来なければ受講生側からしては意味がないですよね。
その点、ヒューマンアカデミーでは就職サポートは手厚く、登録制のお仕事紹介サービスといった活動も行なっています。
専属のコーディネーターがマンツーマンで応対してれくて、業界情報や求人案内など積極的に共有していただけます。
単なる情報提供だけではなく模擬授業のアドバイスなどもしてくれるので、自分の授業展開に自信のない方は就労前に確認してもらうといいでしょう。
業界未経験の修了生の就職率は95.6%とほとんどの方が就職を実現しており、自社のグループ内で日本語学校を抱えているのでそこへ就職する人たちもいます。
海外就職の実績も多数
日本語教師は一般的に海外よりも国内のが多いですが、ヒューマンアカデミーでは修了生の約4割もの方が海外で活躍しています。
採用地域はアジア圏を始め、ヨーロッパ、南アメリカ、アフリカなど広範囲にわたります。
また、ヒューマングループでは自社で中国の天津や上海など海外にも日本語学校を設立しており、その校舎で修了生が働いていたりもします。
母校のグループ学校で働く場合は親しみやすい日本人スタッフも身近にいてくれるので、初めて海外で働くという方でも安心して仕事に取り組める環境があります。
海外での仕事に興味ある方には打ってつけの学校です。
海外でのインターン
別途有料ではありますが、海外の日本語学校で実習体験ができるプログラムも用意されています。
場所はインド・ポーランド・台湾・カンボジアといった日本語教師の需要が高い地域で学ぶことができます。
海外就職に悩んでいる方は事前にインターンで実習を体験して、海外生活がどういったものか体験してみるのもいいでしょう。
現地には日本語を話せるスタッフも常駐しているので、安心して実習生活を送ることができます。
通信で検定対策も
通学の他に通信講座で日本語教育能力検定試験の対策を行える講座もあります。
こちらも有料ではありますが通学の受講生の場合、お得な割引価格で購入することができます。
420時間カリキュラムの修了と検定試験の合格両方を満たしていれば、日本語教師の就職活動の幅も大きく広げられます。
検定試験の一般的な合格率は20%前後の難関試験となっておりますが、ヒューマンアカデミー修了生の検定合格率は49.3%と半分近くもの方が合格されています。
アルクの通信教材の合格率が66%ほどなので、それに次ぐ高い数値を誇っています。

給付金対象講座
ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座は厚生労働大臣指定講座に指定されていますので、一般教育訓練給付金制度が適用されます。
入学金・受講料・教材費の最大20%(上限10万円)が国から給付されるので、給付金制度を利用すれば通常よりもお得に受講できます。
ヒューマンアカデミーの講座では最大上限額の10万円を受け取ることができるので、給付金を活用できる方は必ず利用するといいでしょう。
給付金は講座を修了すれば受け取れるというわけではなく、公共職業安定所(ハローワーク)に申請手続きする必要があるので注意してください。
2つのデメリット

費用が高い
他の学校と比べるとヒューマンアカデミーの講座は受講料はややお高いです。
アークアカデミーやKEC日本語学院といった学校では入学金や受講料など全て込みで総額550,000円前後です。
一方、ヒューマンアカデミーは総額650,000円前後と他の学校に比べて10万ほど高く費用が掛かります。
上で取り上げた給付金制度を利用すればもう少し安く受講することは可能ですが、他の大手の学校でも給付金は適用できるところはあるので、やはり総合的に比較しても高いと言えます。
他の学校の受講料が知りたい方は下記にまとめてますので、宜しければこちらも目を通してみてください。

受講期間が長い
日本語教師養成講座の学習期間は早いところでは6ヶ月間で、最短で3ヶ月間で修了できる学校もあります。
一方ヒューマンアカデミーは基本的に標準学習期間が12ヶ月に設定されているところが多く他の学校と比べるとやや学習期間は長い傾向にあります。
ただ、校舎や時期によって6ヶ月や9ヶ月で修了できることもあります。
講座開講のタイミングで学習期間に多少の差が出てくるので、6ヶ月で修了したいという方が一定の人数集まれば開講されるので、各校舎のHPにある開講スケジュールを定期的に確認しておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大手スクールだからといって全てのサービスが最高峰というわけではありません。
ヒューマンアカデミーの日本語教師講座の場合は、受講費用や最短学習期間といった部分で他の学校にやや見劣りします。
ただ、他の部分では満足できるところはかなり多いので、個人的には養成学校の中では1番お勧めできる学校と言えるでしょう。