日本語教師は老若男女問わず勉強すれば誰もが目指すことができます。
全体の割合で考えれば50代以上のシニア世代の方が多い傾向にありますが、主婦の方々も意外と多く子育てしながら日本語教師として働いている人はたくさんいらっしゃいます。
主婦の日本語教師と言われてもあまりピンと来ないかもしれませんが、意外と親和性が高くお勧めできるほどの相性です。
ここでは主婦の方が日本語教師を目指すのにお勧めな理由について解説していきます。
職歴にブランクがあっても大丈夫
専業主婦の方が働き口を探すときに気になるのは、自分の職歴の空白期間ですよね。
出産から社会復帰のタイミングは人によって異なるので職歴の空白期間はそれぞれ違ってきますが、短い人でも1年間、長い人では5年や10年以上主婦に専念していた方もいるので、空白期間が何年以上も出来てしまっている人も多いでしょう。
空白期間が長ければ長いほど働き口も見つけづらくなってしまうので、社会復帰を考えている方はなるべく早めに就職活動をしておきたいものですが、主婦の方にも育児や家事と色々やるべきことがありますので社会復帰が遅くなってしまう人がいるのも仕方がありません。
そんな職歴のブランク期間が重視される世の中ですが日本語教師の世界では過去の職歴は関係なく、日本語教師としての指導力が備わっていれば誰でも働きやすい環境があります。
そのため主婦の方で仕事のブランク期間が長くても比較的働きやすく、実際に何年も社会で働いていなかったのに日本語教師として活躍されている主婦の方はたくさんいらっしゃいます。
また、定年退職後で数年働いていなかったシニア世代の方でも、もう一度職に就きたくて一から勉強して日本語教師になるような方もたくさんいるぐらいなのです。
仕事は日中まで
日本語教師が務める日本語学校の勤務時間は一般的な学校と同じで9時~17時のところが多いので日が暮れる前には帰れます。
1日8時間フルで働くわけではなくコマ単位(1コマ40分や60分)のシフト制なので、運営元の学校や希望にもよりますが比較的時間に融通の利く働き方ができます。
雇用形態も常勤講師、非常勤講師、アルバイトと色々選べますので、自身の状況に沿ったワークスタイルで働きやすい環境があります。
お子さんが未就学児で保育園通いの主婦の方でも安心して通える環境が日本語教師の仕事にはあります。
在宅でも仕事ができる
日本語教師というほどなので、大抵の人は学校で教壇に立ってお仕事をするというイメージを持たれているでしょう。
しかし、日本語教師の仕事は学校だけではなく「オンライン学習レッスン」というネット上で学びを提供できる場所もあるので、在宅でお仕事をすることも可能です。
フィリピン人講師がオンライン英会話レッスンでSkypeなどのサービスを用いて英語を指導するサービスがありますが、あれの日本語を教えるバージョンだと考えていただければいいでしょう。
日本語教師のオンライン学習レッスンはヒルナンデスなどの情報番組にも取り上げられた実績があるぐらい今注目されているサービスです。まだ子育て中で外に出て働くことが難しい主婦の方には最もお勧めできる働き方です。
安定した収入
手に職をつけやすくても在宅で仕事が出来たとしても、収入が低くては働きたいと思わないですよね。
ある程度の収入がなければ生活に支障をきたすこともあるので、給料も第一に考えなくてはなりません。
しかし、日本語教師の収入は他の仕事と比較しても少なくとも平均以上は稼げるので安心してください。

上記の記事でも書いてある通り、アルバイトでも時給は低くても1,500円以上は超えるので、スーパーやコンビなどの一般的なアルバイトと比べても時給は高めです。
時給1,500円であれば1日6時間で週4日働いたとしても、1日の給料9,000円×16日間の労働で144,000円は稼げる計算になりますので、主婦の給料としてはそこそこ稼げる部類に入るでしょう。
オンライン日本語レッスンでも在宅で働いて月20〜30万円以上稼ぐ人はざらにいるので、在宅のお仕事の中でも安定した収入を確保できます。
どうやったら日本語教師になれる?
知識を習得して指導力があれば誰でも目指せるメリットはありますが、日本語教師になるまでの道のりは大変です。
主婦の方が日本語教師を目指すのであれば日本語教師養成学校に通うか日本語教育能力検定試験に合格するかの2通りがありますが、学校では420時間以上の授業を受ける必要があり試験は20%台とかなり難関な試験となっています。

安定な働き口がある分、大変な面もあるので日本語教師を目指される方はある程度の覚悟を持って勉強するようにしましょう。
時間に余裕のある方はより安定に日本語教師を目指せる学校に通うのがお勧めで中でもヒューマンアカデミーという学校では、授業の質は高くママ割といったサポート制度もあるので主婦の方にも人気です。

ただ、中には育児や家事が忙しくて通えないという人もいるでしょう。
そんな方にはアルクの通信講座で試験勉強をするのがお勧めです。
アルクの受講生の試験の合格率は57%と平均の約2.5倍以上も高いので、試験対策には打ってつけの教材となっています。

一度日本語教師としての能力を身につけられれば一生モノのスキルとして活用できますのでこれから目指される主婦の方は大変な面もありますが、是非勉強して日本語教師としての道を切り拓いてみてはいかがでしょうか。