学習塾を始め、幼児教育や英会話スクールなど幅広い教育事業を展開する京進。
意外と知られていないですが実は日本語教育事業も手がけており、グループ会社の京進ランゲージアカデミーにて日本語学校の運営、そして日本語教師養成講座を開講しています。
京進グループは40年以上の運営実績に加えて東証2部上場と業界でもかなり安定した企業なので、その信頼性から受講を希望する方も多いです。
日本語教師になるための学校選びにも必ずと言っていいほど候補に挙がります。
ここでは京進ランゲージアカデミーの特徴や学校選びの決め手となるポイントを紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
京進ランゲージアカデミーのポイント
京進ランゲージアカデミーがオススメできるポイントは以下の通りです。
業界最大の日本語学校の運営数
日本語教師養成講座を開講している学校の中には、外国人向けの日本語学校の運営を行なっていることがあります。
両方の運営を同じ学校や会社が行うメリットとしては、留学生との交流ができたり日本語学校の現場で模擬授業が行えることです。
京進ランゲージアカデミーではグループ内で国内だけでも8校もの日本語学校を運営しており、海外でも中国、ベトナム、ミャンマーといった地域に拠点を構えています。
運営にも人件費や維持費が掛かるので一般的には2〜3校ほどなので、国内外合わせて10校以上も運営を行なっているところはほとんどありません。
また、京進ランゲージアカデミーの受講生はグループ内の日本語学校への就職がしやすいのも魅力的です。
運営側としても受講生の日本語教師への意欲や能力なども把握しやすく、採用にかけるコストも抑えられるので自社グループへの採用はメリットが多いです。
実際にこれまでもグループ内に就職した受講生は一定数いるそうです。
学生が主体的に行動できる環境
授業が講師からの一方的な説明で展開されるのか、それとも生徒が主体的になって取り組めるのかによって、生徒が身につけられるものは大きく違ってきます。
受動的な授業よりも能動的な授業の方が育まれる知識量や能力は多く、最近ではアクティブラーニングという概念が浸透してきています。
アクティブラーニングは文部科学省でも推進されている指導方法なので、学校選びにおいてもアクティブラーニングを取り入れている学校を選択する方が断然いいです。
京進ランゲージアカデミーでも生徒が主体的に授業に参加できるような環境作りを行なっています。
日本語教師養成講座の授業は主に理論科目と実技科目の2つに分類され、実技科目に関しては生徒による模擬授業がメインなので、始めから生徒が主体的に取り組める内容となっています。
対して理論科目は座学が中心になりますので、どうしても講師からの一方的に説明するだけで授業が終わってしまいます。
京進ではこの問題に着目して、理論科目でもディスカッションやグループでの活動を取り入れて生徒が主体的に授業に参加できるよう工夫しています。
その結果、理論科目でも半分の時間は生徒が発言できるような授業づくりを行えているようです。
一人あたり500分もの模擬授業
先ほどの理論科目に対して、実技科目のメインとなる模擬授業の質も大事な見極めポイントです。
模擬授業では実践的な力を身につけられ、回数をこなせばこなすほど実践力は養われていきますので、一人あたりどれぐらいの時間模擬授業を行えるかがカギとなります。
基本的にはクラスの人数が多ければ多いほど、一人あたりの模擬授業に割ける時間も減ってきますので、クラスの人数は少ない方がいいです。
京進ランゲージアカデミーは10人前後の少人数制で、一人あたり約500分は模擬授業を行うよう時間を確保しています。
学校によってはクラスの人数が20〜30人のところもありますので、京進の半分以下の時間しか模擬授業を行なっていなかったりします。
授業の進み具合によってはさらに時間が短縮されることもあるので、予め500分もの時間を確保すると決めているのは受講生にとっても安心ですよね。
授業の質にこだわり人向け!
今見てきたように京進ランゲージアカデミーは、理論科目ではディスカッションなどを取り入れ主体的な授業を行い、実技科目は約500分もの模擬授業を行えるなど授業の質は他の学校と比べても高いです。
授業の内容を重視したい方にとってはとてもオススメできる学校です。
ただ、校舎は新宿と京都の2拠点しか開校しておらず、最近話題のWebによるEラーニングの授業には未対応です。
他の学校も確認してから決めたいという方は下記のスクール比較の記事も良ければ参考にしてみてください。
