コラム

日本伝統文化伝承師の資格の取得方法は?

 

和の心”武士道”

春夏秋冬のある”四季”

文化遺産にも登録された”和食”

世界に知られる”アニメーション”

 

その島国という特性から日本には様々な独自の文化が根付いています。

文化は私たち日本人にとっては当たり前で普段気にしないようなものでも、外国の方から見れば珍しくて興味を惹かれるようなものもたくさんあります。

 

一口に文化と言っても大きく2つに分けられ、アニメやゲームなど現代に入ってから流行を持った現代文化に対して、武道や着物など古くから親しまれ継承されてきた伝統文化があります。

現代文化も伝統文化も外国人の興味の対象としては同じぐらい人気のあるものですが、中でも伝統文化は古くから伝わるものなので外国の方々への関心度も高いです。

 

21世紀になった今でも日本のイメージを海外の人に聞いてみると”SAMURAI(侍)”や”NINJA(忍者)”といった印象を持つ外国人は多く、このような歴史を題材にしたアニメや漫画は世界的な人気を誇ります。

 

また、海外の人だけではなく日本人の中でも伝統文化を尊重する方は多く、オリンピックのプレゼンレーションでは和の心として有名な”おもてなし”を披露して見事に東京オリンピックの開催を掴みとりました。

そんな国外問わず人気のある伝統文化には専門の資格「日本伝統文化伝承師」というものが存在します。

 

日本伝統文化伝承師とは?

 

日本伝統文化伝承師とはその名の通り、日本の伝統文化を継承(誰かに伝える)することを目的とした資格です。

 

誤解されやすいですが日本伝統文化伝承師とは自分の好きな分野の知識を身につけるのではなく日本の伝統文化を総合的に理解する必要があるので、単に戦国時代の歴史が好きという理由や、着物を着るのが趣味という理由だけでは日本伝統文化伝承師になるのは難しいです。

 

社会の先生には単に歴史の出来事だけを覚えるだけではなれないように、日本伝統文化伝承師になるには伝統文化について幅広く知識を身につけなければなりません

どんな内容を学ぶのかというと、主に以下の4つのカテゴリを中心に学んでいきます。

 

・衣食住
・芸能
・芸道
・伝統行事

 

日本伝統文化伝承師はこれら4つのカテゴリの知識と教養を幅広く体系的に身につけて、最終的に誰かに指導できる(教えられる)ようになるまでを目指します。

日本に住んでいれば学校での授業などでも扱っている分野なので何となく理解している人は多いと思いますが、誰かに詳しく説明できるところまで知識を身につけている人は少ないかと思います。

 

正月や七五三といった伝統行事が何故行われているのか、歌舞伎・能・狂言の発祥理由など、元々の単語は知っていてもその行事を行う意味や背景について理解している人は中々いないですよね。

こういった日本の伝統文化の専門家を目指すのが、いわば日本伝統文化伝承師なのです。

資格はヒューマンアカデミーで

 

日本伝統文化伝承師は決してメジャーな職種とは言い切れませんが資格は存在します

 

資格はヒューマンアカデミーの日本伝統文化講座を修了することで取得できます。

ヒューマンアカデミーでは4つのカテゴリに合わせて以下のようなことを学んでいきます。

 

・衣食住
着物
和食
庭園
建築

・芸能
歌舞伎

狂言
邦楽
祭り

・芸道
武道
華道
書道
茶道

・伝統行事
正月
節分
七五三
花見

 

どれも日本人であれば馴染みのある文化なので内容を知っている人がほとんどかと思いますが、先ほどにも述べた通りその文化の起源や歴史の変遷といった具体的な内容まで把握している人は少ないでしょう。

 

日本伝統文化講座では1つ1つの文化の成り立ちや魅力について細かく学んでいきます。

講師も各分野に精通した方々が分野ごとに1人1人担当するので、学習内容も専門性の高いものばかりです。

また、講義によっては実際に文化に触れて実体験したり目の前で観察できる授業もあります。

 

直接文化に触れることで内容の理解への促進にもなるので、実体験できる機会があるのは大変ありがたいです。

 

また、ヒューマンアカデミーでは日本語教師養成講座を開講しており、下記記事ではヒューマンアカデミーの特徴やポイントを講座と併せて解説しておりますので、興味のある方はこちらもチェックしてみてください。

ヒューマンアカデミーで日本語教師は目指せる?気になる評判は? 年々、日本語を学びたいという日本語学習者は増え続けており、日本語教師を目指せる学校は昔に比べると今はたくさんあります。 色...

 

通信講座でも学べる!

 

日本伝統文化伝承師の資格は通信講座でも取得することが可能です。

学校に通うとなると時間やお金はある程度掛かるものなので、あまり時間やお金に余裕のない方は通信講座で学んでみるのがいいでしょうか。

 

通信講座はヒューマンアカデミーが運営するたのまな伝統者から学ぶ日本伝統文化講座で学ぶことができます。

専門の学校が運営している通信講座なので教材の質は高く、ヒューマンアカデミーと同じ衣食住・芸能・芸道・伝統行事の4つのカテゴリーを体系的に学んでいきます。

 

通信講座なので直接講師から学ぶことは出来ませんが、教材はプロの専門家が監修しており各分野の専門家が全部で15名以上も携わっていますので教材の質は確かなものです。

ヒューマンアカデミーの伝統文化講座はあの芥川賞を受賞した村上龍氏も推薦するほどで、当講座を受講した方には村上龍氏の著書が特典として付いてきます。

 

現時点で日本伝統文化を学ぶのであればヒューマンアカデミー(たのまな)一択だと個人的には思いますので、少しでも勉強を考えている方は是非この機会に受講してみることをお勧めします。

↓↓通信講座のメリットはこちら↓↓

・時間や場所を問わずどこでも学べる

・通学に比べると費用が断然安く抑えられる

・専門のDVDやテキスト教材が手元に残る

・伝統文化の好きな教科や興味のある分野から学ぶことができる

どんな人が学ぶといい?

 

日本伝統文化伝承師はそのまま伝統文化に携わる仕事に就いてる人が学ぶのが最適の内容ですが、他の職種でいうと日本語教師の方々にも親和性は高いです。

日本語教師というと外国の方々に日本語を教えることを主な役割としますが、付加価値として日本の伝統文化についても指導できるようになればとても有効的です。

 

みなさんも学生の時に先生が時おり話すその科目に親和性のある脱線話に夢中に耳を傾けた経験があるのではないでしょうか?

いくら勉強がしたくても、1時間ずっと勉強し続けるのは生徒側にとっても中々大変なことです。

 

そんな時に、授業の息抜きとして面白いエピソードの一つや二つを話せられれば教師としての泊もつくものでしょう。

日本語教師として教壇に立つ際にもトークの引き出しに日本の伝統文化について話せるようになれれば、授業もより一層楽しく進めていけるので覚えていて損することはまずありません。

 

現在日本語教師として働いている方やこれから働こうと勉強されている方も、是非日本伝統文化伝承師の資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

日本語教師の資格をまだ持っていないという方は、最短で資格を取得する方法を下記で取り上げていますので是非ご覧になってください。

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