勉強の開始日から資格が取れる期間は短ければ短いほどいいですよね。
資格取得までに時間が掛かってしまうと途中で断念してしまう可能性もあるので、なるべく短期間で終わらせられるなら終わらせたいものです。
日本語教師の資格取得には主に3つの方法があるので、人によって資格取得までの期間は結構違ってきます。

なので、なるべく最短期間で日本語教師を目指したい方は、実際に学習を始める前にどのルートで自分は目指すのかを考えるのがいいでしょう。
ここでは最短で日本語教師の資格を目指せる方法をご紹介しますので、これから日本語教師を目指す方は是非参考にしてみてください。
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養成講座の最短期間

日本語教師を目指す上で避けて通れないのが養成講座の420時間カリキュラムを修了することです。

基本的に日本語教師になる方は、学校に通い文化庁が定める420時間のカリキュラムを取り入れている学校で学ぶ人がほとんどです。
ただ、同じ420時間のカリキュラムでも日本語教師養成講座を開講している各日本語学校によって学習期間は違ってきます。
下記記事の各学校の学習期間を見てもらうと分かるように6ヶ月~12ヶ月の間の学校が非常に多いです。

目安として6ヶ月の場合ですと週3回で1日5~6時間程になり、12ヶ月の場合は週2回で1日約4時間のペースで通えば講座を修了することができます。
日本語教師はとにかく学習量が多いので6ヶ月でも比較的期間は短い方ですが、中には最短で3ヶ月で修了を目標とする学校もあります。
最短3ヶ月で修了を目指せるのはSMI言語教育学院や京都民際日本語学校といった学校です。
3ヶ月で修了を目指す場合は週5回で1日6時間程のペースで通わなければならないので、働いている社会人の方や忙しくて時間が取れない方は通うのは難しいでしょう。
また、通学の場合は一定の人数が集まらないと開講されませんので、タイミングが合わなければ学習期間3ヶ月間の講座に巡り合うことも中々ありません。
なので、基本的に通学で日本語教師を目指す場合は、学習期間が6ヶ月間の講座で勉強することが多いです。
日本語教育業界でも特に有名なヒューマンアカデミーでも校舎によって学習期間は多少異なりますが、基本的に6ヶ月で修了できるところが多いです。
個人的には通学で目指す場合は、全国展開をしていて講師の質も高く就職サポートまでしてくれるヒューマンアカデミーで学ことをお勧めします。
通信の最短期間

通学以外にも日本語教育能力検定試験を合格することでも日本語教師の資格は取得できます。
検定試験は合格率20%台の難関試験なので学校に通えば確実に資格が取れる通学制よりも不安定な部分はありますが、アルクのような優良教材(合格率60%以上)を使って学習すれば合格率も一気に高められます。
検定試験に合格すればいいので通信講座も受けずに独学で挑戦することも可能といえば可能です。
ただ、他の試験なら独学でも良いと思いますが、前述した通り日本語教育能力検定試験は5人に1人しか合格できない程の難易度となりますので、個人的には独学はあまりお勧めはしません。
参考書の選び方1つで合格不合格が左右される世界なので、専門家がお勧めする教材が初めから揃っている通信講座で学ぶのが一番いいです。

検定試験に合格することでも日本語教師になれることは分かりましたが、それでは一体どのぐらいの期間勉強すれば試験へ合格できるのでしょうか。
通信教育であれば通学と違って決められた時間に勉強する必要はなく自分の好きなタイミングで勉強できるので、学習期間は自分のさじ加減で長くも短くもすることができます。
とは言っても学習量は多く難関試験なので1ヶ月や2ヶ月といった期間では無理がありますが、3ヶ月ほどあれば人によっては試験の合格も目指せられる範囲です。
ネット上でも日本語教育業界未経験者の方が学習期間3ヶ月で検定試験に合格したという声はちらほら見かけます。
通信制の魅力は毎日勉強することも可能なので毎日1~2時間を継続的に勉強をし続ければ、3ヶ月は難しくても6ヶ月以内には安定して合格も目指せるでしょう。
試験は毎年10月頃に実施

試験はJEES(日本国際教育支援協会)という団体が実施しています。
外国人向けの日本語能力を図るための日本語能力試験はJLPTというものがありますが、内容は全く異なりますので混同しないように注意が必要です。
1点、日本語教育能力検定試験を受験する上で注意しておきたいのは試験は毎年1回しか実施されないことです。
試験は毎年10月頃に実施され出願期間は6月~8月頃です。
いくら短期間で検定試験に挑戦できるレベルまで勉強しても試験は年に1回しかありませんので、仮に10月頃から勉強を開始するとしたら来年の10月の試験開催まで待つ必要があるので、1年近くは試験に挑戦することは出来ません。
なので、試験実施日を基準に学習計画を立てるようにして効率良く勉強するようにしていきましょう。
3ヶ月の学習期間で試験合格を目指すのであれば、7月頃から学習を始めておくといいでしょう10月の試験にも間に合う計算になります。
まとめ
上記では詳しく取り上げていませんが、大学で日本語教育を専攻することでも日本語教師を目指すことは出来ます。
ただ、大学なので資格を得るまでの期間は短大でも少なくとも1〜2年以上、また生徒は10代〜20代の若者ばかりになりますので既に社会人として働いている方には大学で学ぶという選択肢はほとんどないでしょう。
なので、既に社会人の方は養成講座で学ぶか通信講座などを利用して試験合格を目指すかの2択になります。
より最短期間で目指したいという方は、自分の熱量で3ヶ月以内も可能な通信講座を利用して検定試験の合格を目指すのがいいでしょう。